居酒屋のメニューは品数が多く、ドリンクも豊富で、新人のホールスタッフが数日で覚えるのは大変です。コツは、メニューを何度も読み返すのをやめて、思い出す練習(リトリーバル)に変えることです。メニューを写真に撮り、MenuFlashcardsのようなアプリでフラッシュカードと小テストにして、料理を一品ずつ思い出せるようにします。現在iPhoneで先行アクセス中です。
なぜ読み返すだけでは覚えられないのか
メニューを繰り返し読むと「見れば分かる」状態にはなりますが、お客様に「これは何が入っていますか?」と聞かれた瞬間に出てこないことが多いです。必要なのは「思い出す力」で、これは思い出す練習でしか鍛えられません。実際、米国国立医学図書館に掲載されたリトリーバル練習の研究では、自分でテストする方が読み返すよりも長期的な記憶に残ると報告されています。
一品ずつ「丸ごと」覚える
名前のリスト、付け合わせのリスト、と別々に覚えるのは効率が悪いです。接客では一度に全部必要になります。カード一枚につき一品、答えはその料理の「丸ごと」にします。
| 覚える項目 | 例 |
|---|---|
| 料理名 | 例: だし巻き卵 |
| 主な材料 | 卵、出汁 |
| 付け合わせ・提供方法 | 大根おろし添え |
| アレルゲン | 卵を含む |
| ドリンクなら作り方 | ハイボールの分量 |
短時間を複数回に分ける
一夜漬けは避けましょう。間隔をあけた学習(スペーシング効果)の研究によると、同じ練習量でも複数の短いセッションに分けた方が、一度にまとめてやるより記憶に残ります。10分の小テストを一日に数回行う方が、前夜に1時間眺めるよりずっと効果的です。
アレルゲンは特に重点的に
日本では表示が義務付けられた特定原材料があり、消費者庁の制度を解説した研究によると、えび・かに・くるみ・小麦・そば・卵・乳・落花生の8品目が義務表示で、ほかに20品目が推奨表示です。どの料理にこれらが含まれるかを練習し、分からないときは必ず厨房に確認します。推測は禁物です。
最初の一週間の進め方
- メニューを撮影してデッキを作る。
- 注文の多い10品から、丸ごと言えるまで練習する。
- ドリンクの作り方も同じカード形式で覚える。
- セクションを混ぜて出題する。
- アレルゲンを最後にもう一度練習する。
まとめ
居酒屋のメニューは多くても、一品ずつ丸ごと、思い出す練習で、短時間を分けて、アレルゲンを重点的にやれば早く覚えられます。MenuFlashcardsは写真からデッキを作って小テストにしてくれます。先行アクセス中なので、リストに登録して、公開時に無料デッキから始めてください。